かけっこで自信を取り戻す

「部活は全力だった」
「遊びは全力だった」
「部活も遊び、両方とも全力だった」
「部活も遊び、中途半端だった」

一方は全力だったけれど、もう片方は中途半端だった、という方が多いくらいではないでしょうか？

1. 青春時代、充実していた日々

「1人でできるランニングや筋トレを行っているが、時々続けることが大変な時がある」
こういう時は、運動をする仲間がいると心強いと思いませんか？
さらに欲が出て、学生時代に「部活を熱中していた自分」が蘇ることがありませんか？

あなたが仕事を終え帰宅途中で、部活帰りの学生を見ると、懐かしい時代を思い出すかもしれません。
「高校生や大学生時代の自分は、部活に一生懸命だったな」
「部活仲間と、ワイワイやりながら一緒に帰っていたな」
「部活を終え、充実感をかみしめながら帰っていたな」

また、学校を通るとグラウンドが見えてきます。グラウンドを見ると、学生たちが熱心に部活に励んでいる姿が目に入ってきます。
部活の風景を見ると、過去の自分と重ねて見ることはありませんか？

「まだ心の中で燃え続けている」
「○○のスポーツ、本当はまだ続けたかった」
「○○のスポーツ、中学や高校時代に途中でやめて後悔している」
「○○のスポーツ、また再開したいな」
「○○のスポーツ、楽しかったな」

人によって感じ方は違ってきます。私自身も、部活を頑張っている学生を見ると、
「昔の自分も同じように部活を頑張っていたな」
「また、学生時代のように陸上の短距離を走りたい」
こんなふうに、部活を頑張っている学生を見ると、いつも思います。

そして、年を重ねればその想いが強くなっている気がします。
あなたはどうでしょうか？
私と同じような想いが強くなっていませんか？

仕事を頑張っているが、「今1つやる気や意味を見出せない」なら、学生時代の運動を始めてみませんか？
何もいきなり部活並みの運動を始めるのではなく、自分ができる範囲から行動を起こしてみませんか？

ほとんどの人たちは、「情熱を持っていてもその炎を燃やせる人は少ない」はずです。
でも、このコラムを読んでいるあなたは、その情熱を燃やす機会を得ることができたのです。

一歩でも行動すると、そんな自分が好きになれます。そして、日々の日常生活が楽しくなります。
私自身、「体験を継続している」からこそ出た言葉です。

2. 青春時代、学生だけの特権じゃない

「ただ、ひたすら全力だった頃の自分」
「仲間と同じ目標を突き進んでいた自分」
「本気だった自分」
今あなたは、学生時代のように胸張って仕事や何かに頑張っていますか？

私はコラムや書籍でも何度もお伝えしておりますが、自分が夢中になれることの１つに仕事があります。
人生の中で１番時間を費やすのが仕事です。仕事が夢中になれると良いのですが、誰しもが仕事で１番夢中になれるとは限りません。

そんな時に、仕事以外の趣味で夢中になれることが大事ですが、趣味を見つけることができないのなら、１つの方法として運動を夢中になるのも１つの手です。

「○○のスポーツに夢中になる」
「筋トレに夢中になる」
「ランニングやマラソンに夢中になる」
そして、「かけっこに夢中になる」

私は学生時代よりも、年を重ねた２０代や３０代以降の、大人の自分が好きになりました。
それは、

「宿題がない」
「自分で美味しいものを食べることができる」
「好きな仕事を選べる。創れる」
「自分でお金を稼げる」
「好きな人と、恋愛や結婚ができる」
「好きな人と、仕事や趣味ができる」

そして、「大人になってから何度でもやり直しがきく」ことだと思います。
仕事が本当に嫌になったら転職ができます。学生なら学校を辞めることは、けっこう勇気がいるはずです。
しかし、転職なら学校を辞めるよりも抵抗が少ないはずです。

学生時代の部活を辞めたなら、何となく部員や指導者との気まずい雰囲気があります。
しかし、大人の運動（サークルやスポーツジムなど）を辞めても、また別のコミュニティがある。
そう考えると、大人ってまんざらでもない気がしませんか？