筋肉が硬くなる原因とは?

2018.09.13 (木)


体が硬いとはどのような状態を指すのでしょうか?
片手を上から、もう片手の手を下から回して背中の後ろで指先が触れる、または手を組む。一度は、聞いたことや実際に見たことがあるのではないでしょうか?
実際にこの動作を行ってみて、あなたは指先どうしが触れますか?あるいは手を組むことができますか?

 
 

「指先がつかない」「全く届か居ない」などは、肩の関節可動域が制限されているからです。
一般的に可動域が狭くなる大きな原因は筋肉が硬くなることにあります。
パソコンやスマホで長時間同じ姿勢のままでいると、筋肉が萎縮して硬くなります。
さらには血管も硬くなっていき、やがて血流が悪くなり疲労物質が流れにくく、疲れがたまりやすい体になってしまいます。

 
 

これらはすべて動かさないことが原因で起こることです。
デスクワーク中心の仕事だと、長時間イスに座り続けているので、足の血流が悪くなります。
立っているより座っている方が脚が圧迫されているので、血のめぐりがすぐに悪くなり、長時間座っていると血を固めるホルモンが分泌されるため血液がドロドロになります。
これらの悪い習慣が筋肉の萎縮や硬さにつながり、可動域が制限されるのです。

 
 

同じ姿勢でいるのが良くないので、こまめに立ち上がって体を動かすことが大事です。
深呼吸をするだけでも血流が戻ります。また、少しオフィスの中を歩くだけでも疲労物質を流すことができます。
座っている姿勢から立つだけで血流は改善しますが、さらに歩くことでふくらはぎや太ももの筋肉ポンプが作用して血流を良くします。

 
 

ストレッチをする習慣がない人にとって、「自宅で毎日10分のストレッチをする」ことは苦痛のはずです。
いきなり毎日ストレッチを習慣にするのは難しいので、まずは会社などで、仕事の合間に「軽く両腕を組んで天井に向かって伸びをする」ぐらいから始めてみるのです。
少しずつ合間を見つけては、体のケアをしてから少しずつストレッチの習慣が身につけられると良いでしょう。

 
 

体の老化は筋肉量の低下ではなく、柔軟性の低下から始まる。
これを知っていれば、「忙しくて運動ができなくても、ストレッチならできる」と考えることができます。
何歳になっても若々しく仕事もプライベートも楽しく過ごすためには健康的な体が一番です。

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