体が「硬い・柔らかい」なぜそうなる?

2018.09.11 (火)


立った姿勢から前屈をして両手を床に近づけてみると、膝下あたりで両手の指先が止まってしまう。30代後半から40代以降にかけて男性に多いと聞きます。
あなたはどうでしょうか?

 
 

「体は硬いのは、生まれつき?今さら柔軟性を高めることはできない。」そう思っているあなた、待ってください。
柔軟性も筋トレと同じで何歳からでも改善されます。
なぜ柔軟性が「硬い・柔らかい」人に差が出るのでしょうか?

 
 

その理由は、成長過程の学生時代に、体をたくさん動かしていたかどうかで柔軟性に差がくつのです。
イメージして下さい。赤ちゃんの頃は、誰しも手足が自由自在に動くはずです。
大人みたいにガチガチに硬まった体ではないはずです。

 
 

実際に乳児は股間接の柔軟性が高く、ほぼ180度開脚できるのです。
乳児は、寝返りからハイハイをし、立てるようになり不安定ながらも歩けるようになります。
歩くことができる、いわゆる二足歩行ができる骨格が徐々に形成され、2歳になる頃には走れるようになります。
その後、6歳ぐらいまでは、体が硬い柔らかいという目立った個人差はないのです。

 

 

柔軟性の差が出始めるのは、小学生時代から、積極的に外で遊んだり、スポーツをする子どもと、室内でゲームなどを中心に遊んでいる子どもでは、明らかに外で遊んだりスポーツをしている子どもの方が柔軟性があります。
少しずつ身体能力の差が出始めるのもこの時期で、成長が著しい中学高校では、なおさら差が開きます。

 
 

帰宅部と運動部では、後者の方がどんどん柔軟性が高まります。
社会人になると、学生時代に比べて運動量が格段に減ります。これが柔軟性の低下が起こる原因であり、もっと言えば、学生時代から運動をあまりせずに、社会人でも運動不足だとますます体が硬くなり、日常生活でも支障をきたす原因になります。

 
 

日常生活に支障をきたすと、仕事のパフォーマンス低下になり、モチベーション低下から仕事の成果が出なくなってしまうこともあるので、今からでも簡単に自分でできる範囲でストレッチを行いましょう。

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