雨の日に走る。メンタルが強くなる
先日、「オトナかけっこ教室」でマンツーマンレッスンを、サポートさせて頂いた時の話しをお伝えしていきます。
その日は、あいにくの雨で最初から最後まで大雨に近い状態であまり良いコンディションではありませんでした。
4月の終わりにもかかわらず気温は12~13度、冬の気温に近い状態でしたが、質の高い練習をこなすことができたと思います。
基本的には、スプリント走を中心に行い、30mや50m走の短い距離を何本も全力に近いスピードで走りました。
雨の中での練習は、必ずしも良い環境ではありません。
常に地面も濡れており、滑りやすく転倒する恐れがあり、また気温が低いこともあって、脚の肉離れなどのケガをしやすい状況でもあります。
一方で、良いメリットもあるのです。
それは、雨の日に陸上競技場やグランドで走る場合、人が少ないことです。
人が少ないと、自分が走ることだけに集中することができ、あまり周りに目を配ることなく、「自分の世界に入る」ことができるからです。
さらに、「雨の日に練習をしている自分は、周りよりすごい」と、自分で言い聞かせることでメンタル強化にもつながります。
「試合当日雨が降っている」、よくあることです。
そこで普段の練習から雨の日に走っていると、かなり試合でもメンタル部分で役立ちます。
雨で濡れると、「体を拭く」「シューズが濡れて気持ち悪い」「下着やウエアが濡れて気になる」など、試合のこと以外で余計なことを考えてしまい、集中できなくなります。
これを普段の練習で経験していると、試合当日それほど気にならなくなり、試合に向けて集中することができるのです。
そして、「普段の練習をしている環境がいかに恵まれていたか」と、気づき感謝できます。
雨の日を1度でも体験すると、曇りの日や快晴で運動をすることが、どれほどありがたく素晴らしいことかを気づかせてくれます。
あなたも、1度雨の日に外で走ってみてください。きっと普段の運動に感謝の気持ちで取り組めるようになります。
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