「オトナかけっこ教室」の1年間 ⑦

2019.06.06 (木)


11月から2月の鍛錬期(冬季トレーニング)を終えて、いよいよ試合準備期に入ります。
4月から始まる試合に向けて、良い試合シーズンにするためにも3月は大切な時期でもあります。
「今年から陸上競技を始める」「すでに始めている」「ちょっとは興味がある」あなたに、参考になればと思います。

 
 

・3月はタイムトライアルを重点的に置く

 

3月は来月に迫る試合シーズン突入する前の実践的な準備期間とします。
試合勘を取り戻すために、タイムトライアルを多く取り入れるトレーニングを行っていきます。
主に50m・100m走のタイムトライアルを計り、そして本格的なアスリートの場合は、200m走や300m走もタイムトライアルを行います。

 
 

3月は月は気温も高くなり、体が動きやすく思った以上にタイムも出やすいこともあります。
そこで注意したいのがケガです。一気に気温も高くなり、スピードが上がり過ぎて、脚などの筋肉に負担がかかりすぎて肉離れなどを引き起こさないようにすることが大事です。
せっかく鍛錬期で積み上げた成果をここで途切れないようにしましょう。

 
 

3月はまだ本調子でなくても良いので、スピードが8~9割ほど出せる状態にしておきましょう。
そして、タイムトライアルや試合に近いスピードで走って、なるべく試合勘を取り戻すことを意識しましょう。
また、タイムトライアルがある1週間前から、試合を想定して日々自分の体を仕上げて、調整していくことも大事です。
いきなり試合近くになって、調整したり意識するのではなく、この試合準備期からイメージトレーニングとリハーサルのつもりで行うことで、試合でもうまく調整することができます。

 
 

4月から10月は、陸上短距離は試合シーズンです。また、マスターズ陸上や「かけっこを楽しむ」あなたにも同じ試合シーズンとなります。

 
 

最近のコラムは、陸上短距離に特化したコラムでした。
また、陸上短距離はもちろんのこと、筋トレやランニングなどの運動に関するコラムも発信していきます。
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