悪い姿勢はあらゆる部分にゆがみを生じさせ、意慾を失う

2019.04.08 (月)


陸上競技を筆頭に、あらゆるスポーツ選手すなわちアスリートは姿勢が良いのです。
あなたは、アスリートを目指してはいないかもしれませんが、アスリートのように普段の日常生活から正しい姿勢を心がけることが大事です。

 
 

前回のコラムでお伝えした中で、

 

①かたひじをついて脚を組み
②極端な反り腰姿勢
③片手で荷物を持つ・鞄を背負う(毎回)
④長時間座り続ける(猫背や悪い姿勢)
⑤中腰での作業(腰が曲がる)
⑥下を見て歩く

 

このような姿勢をとり続けていると、骨盤がゆがみ体にあらゆるところにひずみが生じます。腰痛もその1つだとお伝えしました。
「人の体は、骨盤にゆがみが生じても、たとえば背骨の1つ1つが少しずつずれてバランスを調節する機能が備わっている」、専門書に書かれていました。

 
 

この素晴らしい機能が実はやっかいで、バランスを保つために、次から次へとあらゆる部分にずれが生じ、骨格の前後左右にねじれが生じて、姿勢も悪くなっていきます。
姿勢が悪いと、体重を効率よく支えきれずに、体のいたるところに負担がかかります。

 
 

悪い姿勢は内蔵の働きにも悪影響を与え、猫背になると内蔵が圧迫され働きが鈍くなります。神経が圧迫され、ゆがみが生じていない部位に痛みが起こる、呼吸が浅くなる、脳に充分な酸素が供給されないなど、姿勢の悪さで起こる症状です。
このような症状を改善するには、整体師や人体を扱うスペシャリストに、一度正しく体を見てもらうことを勧めます。

 
 

背骨のゆがみは、体の軸がずれており、体全体のバランスも崩れていきます。度々、左右の肩の高さが違う人を見受けますが、外見上好ましくないだけでなく、左右の筋力もアンバランスになっている状態です。
このような状態になると、体を動かしにくく、歩くとすぐに疲れ、運動をするのが億劫になり、ますます筋力を低下させてしまうことになります。

 
 

このコラムを読んでいるあなた、「20代の頃に比べて体が動かしにくい」「少し歩いて疲れる」「運動をするのが面倒だ」だと思ったら、体のどこかにゆがみが生じているかもしれません。一概には言えませんが。(私は専門家ではないので)

 
 

骨盤や背骨のゆがみなどがなるべく起きないためには、日常生活の正しい姿勢が大事になってきます。
「前を向いて歩く。猫背にならない」「イスに座る時は、脚を組まない。背中は真っ直ぐに」「かばんを同じ方の手で持ち続けない。同じ肩で背負わない」など、簡単にできることから始めてみましょう。

 
 

「スポーツをしたい」「ランニングをしたい」「短距離走を走りたい」「かけっこを走りたい」と思っていても、体の調子が悪くていざ一歩が踏み出せないとなる前に、日常生活の姿勢を見直すことで、自分の好きなスポーツに挑戦する、または他のことにも挑戦できるのではないでしょうか。

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