「オトナかけっこ教室」の1年間 ③
④マーカーコーントレーニング
写真のように、マーカーコーンを置いて走るトレーニングです。
ピッチ(回転)とストライド(歩幅)の向上に役立つトレーニングです。
このマーカーコーンも10台程セットし、最初は50m程の距離から始め、慣れてきたら100mまで距離を伸ばしても良いトレーニングです。
ただ走るトレーニングよりも、ミニハードルやマーカーコーンなどを使用して行う方が、意識がしやすく速く走れるためのフォームが身につきやすいのです。
スピードは、5割ぐらいから6割ぐらいに力で走ると良いでしょう。
このトレーニングは、太ももが90度近くまで上がるスピードで走ることが大事で、少し息が切れるぐらいのスピードで走るようにします。
・鍛錬期・冬季練習②12月
この鍛錬期(・冬季練習②12月)では、11月の鍛錬期で行った基礎ドリルを取り入れつつ(量は半分になる)、速く走れるための専門的なトレーニングメニューに移行していきます。
①スプリントドリルトレーニング
あなたは、スプリントドリルという言葉をご存知でしょうか?
陸上競技では、日常的に行っているドリルであり、速く走るために必要な神経系や筋肉の協調性を高めるトレーニングです。体のどこを使って走るかを学習するために行うトレーニングでもあります。
もう1つスプリントドリルは、スピードを高める動作につながり、トレーニングを積み重ねていくと、どんどん良い動きに変わっていきます。
このスプリントドリルは、ランニング及び短距離走はもちろんのこと、足が速くなれば他のあらゆるスポーツにも有利に働きます。
また、あなたがこのスプリントドリルをマスターすれば、相手に「走る基本の動作」を教えることもできます。
お子さんがいる家庭では、そのままお子さんと一緒に走ることができ、子どもにも「カッコいい親」と見られ、子どもとのコミュニケーションを取ることができます。
②ジャンプトレーニング
もう1つはジャンプトレーニングです。
あなたはジャンプトレーニングをしたことがありますか?
子ども時代にスキップや障害物を跳び越える、学生時代の部活でジャンプトレーニングをした経験、体育の授業で、走り幅跳びや走り高跳びの経験ぐらいでしょうか? 運動経験があまりない方は、ジャンプトレーニングに馴染みがないかもしれませんね。
全身の筋肉をフルに使ってジャンプをするので、上半身と下半身の筋肉を多く使用します。
腰・膝・足関節に相当の衝撃がかかるデメリットもありますが、「オトナかけっこ教室」では、なるべく芝生の上や衝撃を和らげる地面の上で行うようにしています。
ジャンプトレーニングでは、いろんな体勢から連続でジャンプ動作を繰り返していきます。
地面に接地(着地)した瞬間に、「力を入れるタイミング」「接地感覚や反発を得る感覚を養う」トレーニングが狙いです。
同時に、速く走るための体幹部分(背骨を中心とした首から骨盤までの範囲)も、上手く使えるようにしていきます。
ジャンプトレーニングは、走るトレーニングと一緒ぐらいにダイナミックな動きを伴います。
私は日々のコラムやあらゆるホームページでもお伝えしていますが、運動をすると気持ちが前向きになりポジティブ思考になっていきます。物事を良い方向に考える可能性が高くなるのです。そして、ダイナミックな動きで考え方も大きく大胆(ダイナミック)に考えることができます。
それは私自身が、「走る・ジャンプする」トレーニングを積み重ねてきた経験からくるものです。
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