中間疾走からあまり減速しない方法とは

2019.05.21 (火)


100m走の後半に失速しているのは、中間走から後半の走りに原因の可能性があります。
前半は先頭を走っているのに、ゴール前になると逆転されてしまう。陸上部以外のあなたでもこういう経験があったのではないでしょうか? (体育の50m走・体育祭の100m走など)
では、レース後半に失速する原因を見ていきましょう。

 
 

①腕振りと足の接地のタイミングが合っていない
 

スタートから全力で走ると、どうしても体全体に力が入ってしまいます。
体に力が入ると無駄な力を使い体力の消費を伴います。
体力の消費が激しいと、腕振りの振る動作や脚の回転動作が鈍り、タイミングがかみ合わなくなります。

 
 

腕振りの動作・脚の回転動作のタイミングが合わなくなると、接地の瞬間(つま先が地面につく瞬間)に、前に進む力(推進力)が分散されてしまいます。
接地のタイミングがかみ合っている選手は、前に進む力(推進力)が集結しています。

 
 

「接地のタイミングがかみ合っている・合っていない」その1歩・1歩の差が、後半で相手に差をつけられ、「自分は後半失速しているな」と実感するのでしょう。

 
 

②トップスピードを持続する持久力がない

 

100m走を全力疾走するためには、基礎体力はもちろんのこと、スピード持久力も必要になってきます。
ここでは、専門的なトレーニングメニューの内容の説明は省きますが、下記のトレーニングメニューを参考にして取り組んでください。

 
 

(80m×3)×3セット 1本の間は3分 セット間=10分
120m×3 or 150m×3 1本の間は10分
他にもたくさんあります。

 
 

③エネルギーの無駄使いを見直す

 

100m走を全力で走るためのエネルギーには限りがあります。それはどんなトップスプリンターでも言えることです。
レース終盤まで失速を抑えて走り続けるためには、エネルギーの無駄使いをしないことです。

 
 

スタートから滑らかなスピードアップ(加速)と、接地のタイミング合う(腕振り・脚の回転とタイミングが合う)が重要です。
まず簡単にできることは、頭で「体の力を抜く」「リラックスする」。これを思うこと、もしくは言葉にすることで、本当に意識をするようになっていきます。

 
 

また、疾走中に余裕ができ、フォームの改善に取り組む準備が整い、やがて、スピードアップと接地のタイミングが良くなっていきます。
フォームのスキルアップをすると、エネルギーの無駄使いを減らすことができ、後半の失速を抑えることができるのです。

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