速く走るためには加速局面を極める
速く走るためには加速局面を極める(5月20日)
100m走は、スタートからゴールまで効率良く走れることでタイムがついてきます。
その中でも、加速局面(10~40m)へのつなぎがうまくいかないと良いタイムが出ません。
スタート局面(0~10m)から加速局面(10~40m)が、大きくスピードアップ(加速)していく場面です。
加速局面でいかにスムーズにトップスピードまで加速できるかが、記録を左右していきます。
①加速走
・トレーニングメニュー
20↗30m×3
20↗50m×2
20↗は、助走の部分です。20mの区間を利用して徐々にスピードをあげて、30mと50mを走り切ります。
20mの区間である程度スピードを乗せてから走ることが大事です。
タイムを測定するのも良いです。タイムが向上すれば、自ずと加速局面がスムーズに走れるようになってきている証拠です。
「加速局面でスピードが乗らない」「スタートしていまいちスピードが乗らないな」と思うあなたは、この「加速走トレーニング」を取り入れてみてください。
「加速を体感するトレーニング」と位置づけで走ってみましょう。
立った姿勢から緩やかなに走り出して、徐々にスピードを上げていく走り方を身に付けましょう。
頑張らなくても気持ち良くスピードが上がっていく感覚を得ることが大事です。
②オーバースピード
・トレーニングメニュー
(坂道の下り坂を利用して走る)
100m×3
緩やかな坂道を利用しながら下り坂を走ってみましょう。
下り坂は、自分が思っている以上にスピードが出ます。それ故に、転ばないように注意しながら走ることが大事です。
・下り坂のポイント
下り坂走でも、陸上競技のタータントラックと走り方を変えずに走る意識を持ちましょう。
下り坂なので、恐怖心から骨盤が後傾ぎみで走るとスピードに乗らないので、なるべく骨盤を前傾のままで走りきるようにしていきます。
重力に身をゆだねながら、徐々にスピード(加速)を上げて走り、無理にストライドを広げる、ピッチを速めるなどをせずに気持ち良く走ることに意識をしましょう。
坂道走のトレーニングをもう少し詳しく知りたいと思いましたら、今年の4月19日に電子書籍で出版した「筋トレとランニングが人生のパフォーマンスを最強にするトレーニング」に記載しています(2019年6月には紙媒体の書籍も発売予定です)。
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このコラムを読んだあなたが、「ランニングは定期的に走っている」「マラソン大会など出場している」「ランニングを始めてみようかな」「筋トレを始めようかな」と思っていたとします。ぜひこのコラムをきっかけに、短距離に興味を持ってみませんか?
「何となく興味がある」「気になる」など、心が揺れたなら始めてみる価値があります。
あなたは大人になってから、何か新しいことに挑戦しましたか?
大人になると、新しいことに挑戦や体験をする機会が、10代や20代と比べると少なくなっていませんか?
10代の頃は、特に「ただ楽しむ」この感情が優先だった気がします。
今のあなたはどうでしょうか?
日々の生活の中で楽しんでいますか?
日常生活そして仕事も、何となくこなせることができ、「変化をすることを避けている」そんな自分がいませんか?
何歳になっても、「ただ楽しむ」そんな時間を持つことも大事なような気がします。
そのたまたま出逢ったのが、陸上競技の短距離走や、私の主催している「オトナかけっこ教室」であり、「何となくやってみようかな」と思えるのなら、始めてみるのです。
「やっぱり自分に合わない」と思ったなら、すぐにやめても良いのです。
これから夏に向けて、新しいことに挑戦しませんか?
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