速く走るためには、「重心」と「軸」が決めて

2019.05.14 (火)


陸上競技で速く走るためのポイントは、地面にしっかり力を伝え、地面からの反発力を無駄なく推進力に変えることです。
推進力を生むには、体の「重心」と「軸」が深く関わり、今回はそこを重点的にお伝えしていきます。

 
 
①重心の位置はおへそ辺り

 

陸上競技スプリンターの場合、重心はおなか周辺にあります。ちょうどおへそ辺りに重心があるイメージです。
おへそ辺りに、テニスボールぐらいのボールがあるイメージを持ち、走る時に常に重心が、前にある感覚で走ります(ボールがおへそ辺りに滞在している感覚)。

 
 

もちろん重心の位置は、走る場面によっても変わってきます。
スタート時には、低い姿勢から飛び出し、徐々に体を起こして走り出します。どんな時でも、重心は常におへそ辺りを意識して走ると良いでしょう。
トップスプリンターや足が速い選手は、この重心の位置をしっかり習得しているので速いのです。
もちろん速く走るために他の要素もあります。

 

 
 
②軸はおへその奥にある

 

重心ともう1つ大事な要素として軸があります。この重心を通る軸が、しっかりしていると大きな力を地面に伝えることができます。
それは、体の軸が重心の中心を通ることです。
下記の写真を見てください。

 

 

おへその奥にボールがあることをイメージして、両足から地面にしっかりと力が加わる直立姿勢をつくりましょう。
このとき軸は、頭の真上からボールを通る垂直な直線になっています。

 
 

まずは、軸を意識して歩くことから始めてみましょう。
ゆっくりと歩きながら、脚だけを前に運ぶのではなく、重心を前に進めることです。
そして、リラックスしながら腕を自然に振れることが大事です。
腕が振れることで推進力を生み、おへその部分から体全体を前進させて、足でしっかり地面を押しながら、歩けるポジションを見つけていきます。

 
 

まとめると、重心は常におへその奥辺り、軸は頭からおへそと地面の中心を通っていることを意識して走るように心がけましょう。
一度読んで理解できない部分は何度も反復して、実際に走って体験することで、自分の中で納得や理解が深まることがあります。

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