速く走るための筋トレは何をやればいい?①
2016.09.03 (土)
前回は「誰でも速く走れるようになる①~⑧」をお届けしました。速く走るためには、走る前に速くなる動作を習得する必要があると話しました。今回は、筋トレについて、速く走るためには必要な筋肉について話していきます。
◆腹筋が弱いと前に進まない(前進しづらくなる)!
走るのに必要な筋肉でもっとも重要な部分が腹筋です。走った際に足が地面に着いた瞬間(接地)、腹筋の筋力が弱いと身体が「くの字」(腰が曲がり猫背気味になる)になってしまいます。このようなフォームになってしまうとどうなるか?
地面からの反発を上手くエネルギーに変えることができない。地面に足が着いた瞬間(接地した瞬間)必要以上に地面を蹴りあげてしまう。(身体が後傾気味なので前に進めるため)必要以上に地面を蹴りあげてしまうと、その分、接地から離地の時間が長くなる。(地面に足が着いてから離れるまでの時間)
一方、腹筋をしっかり鍛えておけば、接地した瞬間身体が真っ直ぐの状態(一本の棒状)になり、しかも身体が前傾気味であり、何もしなくても身体が前に倒れる(前に進める状態)になっています。反発を上手くエネルギーに変えることができるのです。※(地面に足がついてから離れるまでの時間が短くなる)
反発を上手くエネルギーに変えると前に進みます。地面を蹴った足がそのまま勢いを保ったまま前に前進します。
かけっこが速い人と遅い人の違いは、この接地の時間の差で生まれるのです。腹筋をしっかり鍛えていればこの差を埋めることができるのです。
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