誰でも速く走れるようになる⑥
◆走る前に速くなる動作を習得する!
5.プライオメトリクストレーニング
上記の写真のトレーニング風景を見たことがありますか?このトレーニングは、プライオメトリクストレーニングと言います。プライオメトリクストレーニングとは、筋肉が伸ばされると同時に反射的に縮もうとする「伸張反射」(筋肉が伸びたまま切れてしまうを防ぐ反射)という、神経反射を利用したトレーニング方法のことです。
走る時も、筋肉の収縮運動が起きています。プライオメトリクストレーニングでは、「伸張反射」を利用して筋肉の収縮スピードを速め、瞬間的に爆発的なパワーを出せる身体造りを目指します。
筋肉の収縮スピードが増すと、反射的に足が接地して、離地するまでの動きが速くなります。※(速く走るためには、足が地面に接地してから離地するまでの時間が速い程よい)この反射的な時間は自分の意志ではコントロールすることが難しいので、このようなトレーニングで鍛えるのです。
上記の写真のように、ボックス(台)を等間隔で設置します。ボックスとボックスの間を跳び跳ねていきます。ポン・ポン・ポン……とリズミカルに跳んでいきます。地面に接地している時間が短い程いいのです。洗礼されてくると、接地の時間が短縮されしかもリズミカルに跳び跳ねていきます。これが走りに繋がっていくのです。
ボックスジャンプで接地時間が短縮されリズミカルに跳び跳ねる←これを走りに置き換えると、足が地面に着く(接地する)、そしてすぐに離れる(離地)自分の意志とは関わらずに反射的に行うことができるのです。一歩一歩の接地時間の差が競争した時に差となって表れるのです。
どんなに速く手足を動かそうと思っても、この接地時間の短縮をしない限り速くなるのは難しいのです。
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