陸上部の練習③
前回の続きをお伝えしていきます。
④メイントレーニング②
・スタートダッシュ
短距離種目のクラウチングスタート、陸上部短距離選手なら、一番力を入れるトレーニングかもしれません。
スターティングブロックを使用しての、スタートダッシュのトレーニングを中心に行うトレーニングから、徐々に距離を伸ばして行っていきます。
・タイムトライアル
30m・50m・100m・150mなど、距離ごとにタイムトライアルを行ったトレーニングです。
シーズン中に行うトレーニングです。
記録を参考に、試合の目標やモチベーションアップになるでしょう。
全力で走ることで、今後の課題や良いところが見えてきます。
・乳酸トレーニング
ここでは、乳酸トレーニングは簡単にお伝えしていきます。
乳酸とは疲労物質であり、100m以上の距離を高いスピードで走り続けると、乳酸が出やすくなります。
200m・300mなどの距離を走り込むと、一気に乳酸が溜まり、体全体に疲労が蓄積されます。
トレーニングで、乳酸に抵抗をつけてある程度乳酸が溜まらない体に仕上げていきます。
試合で、100mもしくは200mや400mを走ると、必ず乳酸が溜まり始めます。
なるべく乳酸が溜まりにくくするために、普段のトレーニングで、乳酸トレーニングが必要になってくるのです。
トレーニング例
(100m×5)×3セット リカバリー3分 セットレスト7分
(200m×3)×3セット リカバリー3分 セットレスト10分
200m+100m×2セット +は100m歩く スタート地点に着いたら走り出す
300m+100m×2セット (上と同じ)
他にも坂道走などもあります。坂道走は陸上競技場のタータントラックや平坦な道よりも、地面からの反発がもらいにくい特徴があります。
その中で走ると、接地のタイミングを習得することや、体にかかる負担が大きいため、より強い体に生まれ変わることができます。
坂道走トレーニングにご興味がある方は、下記の書籍を参考になさってください。
電子書籍:「筋トレとランニングが人生のパフォーマンスを最強にするトレーニング」
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⑤クーリングダウン
・ジョッグ・体操・ストレッチ
最後は、メイントレーニングで強度が上がり心拍数が上がっているところを、クーリングダウンで徐々に心拍数を下げていきます。
ジョッグ・体操・ストレッチを行うことで、心拍数を通常に戻すことと同時に、運動で酷使した筋肉などにたまった疲労物質を血流にのせて、分解・排出する効果が期待できるのです。
クーリングダウンで体に疲れを残さないようにします。
また、クーリングダウン中に本日行ったトレーニングを振り返り、次回に活かせるように頭の中で整理することも大事です。
・トレーニング後の充実感を味わう
あなたは学生時代に、部活を終えた後の充実感を覚えていますか?
体はクタクタで疲れているのに、気分的には心地良い感覚。「あー今日も部活疲れたな。でも、また明日も頑張ろう!」と思えた日々もあったのではないでしょうか?
「部活をしていると、学校生活が何となく充実しているような気がする」。
こういう気分を社会人になったあなたにももう一度味わってほしいと願っています。もし学生時代に部活を経験されていないあなたなら、この機会にぜひ味わってほしいのです。
トレーニング後の帰宅途中で、「今日も頑張った。次回のトレーニングも頑張ろう。そして、明日の仕事も頑張ろう」と変われる自分になってほしいのです。
社会人のあなたは、ウォーミングアップとクーリングダウンをメインにしても良いくらいです。
「仲間と一緒に楽しむ」「近況を報告し合う」こういう場面が、アップとダウンの時間だと思うのです。
私はつくづく思います。
30代や40代以降に改めてスポーツを再会させることは、「青春時代の自分に再会させる」ことだと思うのです。
「ただ、ひたすら全力だった頃の自分」「仲間と笑いあったあの頃を…」「もう一度再会したい!」
どうでしょうか?
こんな想いが改めて蘇ってきませんか?
もしくは、学生時代に体験できなかった分、今始めませんか?
青春は学生だけの特権じゃない!社会人になったからこそ分かる。心に刺さる。
これを機に陸上競技の短距離走に興味を持ってみませんか?
もっとハードルを下げてみるなら、「かけっこ」。大人から始める「オトナかけっこ」を始めてみてはいかがでしょうか。
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